ノロウイルス 特徴

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスは、感染型食中毒を起こすウイルスであり、春から秋にかけて
毒性の食中毒の原因となる細菌とは性質が大きく異なります。
その特徴とは?

 

 

寒さに強い

 

 ノロウイルスはインフルエンザウイルスと同様、寒さに強いウイルスです。
 中でも0℃前後が最も不活化しない温度で、その期間は1年にも及びます。
 そのため、冷凍しても死滅することはありませんので、冷凍食品を加熱調理
 する際に触った手を洗わずにものを食べることは危険です。

 

 逆に気温が高くなると短時間で不活化しますが、不活化するまでの短時間
 に感染すれば、夏でも発症することになります。

 

 

熱に弱い

 

 他の食中毒原因菌と同様に、高温には弱いものです。
 食品を85℃〜90℃で90秒以上加熱すると死滅させることができますが、電子
 レンジでの加熱は加熱ムラができないように注意が必要です。

 

 

変化させない

 

 食中毒の原因菌によって腐敗が始まった食品は、臭いや味覚、色の変化
 でそれを察知することができます。
 しかし、ノロウイルスに汚染された食品は、それらを感じることができません。
 それは、ノロウイルスが食品を腐敗させたり、毒素を生成するタイプのウイルス
 ではないからです。
 そのため、気が付かないうちに体内に入ってしまいます。
 これもノロウイルス感染症が蔓延する要因の一つです。

 

 

限定的な増殖環境

 

 ノロウイルスが増殖できる環境は、動物の腸内のみです。
 感染者の吐しゃ物や便に交じって排出されたり、水中や空気中を漂ったり、
 また、私たちの身の周りに付着しているノロウイルスはじっと感染の機会を
 伺っており、体内に入って腸に達した時に爆発的に増殖します。

 

 そのため必要な消毒をしていれば、かなりの確率で感染を防ぐことが可能です。
 また、動物の腸内のみが増殖可能な環境であることが、ワクチンの研究と製造に
 必要な「培養」ができない理由です。

 

 

ノロウイルスの寿命

 

 寿命についても「長期間」というだけで、詳しいデータはありません。
 「長期間」というのは、“下水→海水→貝類→人”というサイクルを維持できる
 期間ということになるので、「相当の期間」とか、「数週間」ということになりますが、
 下水〜貝類までの間で増殖することはできないので、その間に寿命を迎えた
 ものは、その分自然に減少することになります。

 

 

感染の形態

 

 一定の区域に、数十名から百名単位での患者さんが発生するのがノロウイルス
 感染症の大きな特徴です。

 

 

ノロウイルスの基礎知識

 

ノロウイルスの基礎知識(動画)

 

                                   出展:You Tube

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