インフルエンザ 対策

インフルエンザの特徴と対策

インフルエンザ対策

 

毎年、新年を迎えるころに全国各地でインフルエンザが「警戒レベル」に達します。警戒レベルとは、1つの医療機関が、
1日に平均30人以上の患者さんを診察した時に、その自治体によって発令されます。とは言っても、流行のスタートは更
に早く、場所によっては9月にインフルエンザによる学級閉鎖も発生しています。また、高齢者施設や幼稚園・保育園等
体力的に弱い人が集まる場所で発生すると、爆発的に患者さんが増え、さらに重症化したり死亡する恐れがあります。

 

風邪はコロナウイルスやアデノウイルスなど、様々な種類のウイルスが原因となりますが、インフルエンザは、インフル
エンザウイルスによる感染症で、悪寒、関節痛、高熱などの症状が風邪に比べて、前触れもなく突然、発熱、関節痛等の
症状が重く表れます。

 

 

インフルエンザウイルスの分類

 

インフルエンザウイルスは大きく3つに分類されています。

 

A型

 

最も一般的な種類で、人だけでなく、鳥、豚、馬などにも感染するため、「鳥インフルエンザ」もこの型に属します。
現在144種類が確認されていますが、人に感染するのはその中の一部です。一方で大きな突然変異を起すことがあり、
「新型インフルエンザ」としてパンデミックの恐れがあります。現在は「H3N2」と「H1N1」の2種類が主流になって
いますが、近年、鳥インフルエンザウイルスでみられる「H7N9」の人への感染が問題になっています。

 

・感染する生物:人、鳥、豚、馬 など
・種     類:144種類
・時     期:主に12月〜1月
・主 な 症 状:38度を超える高熱、全身の症状
・解熱までの時間:1日程度

 

 

B型

 

感染力が強く、人にだけ感染する型です。高熱にはなりにくく、免疫がある人が多いため、強い感染力の割に大流行
することはありません。そのため、感染者が症状を自覚しにくく、体内にウイルスが残留する時間が長いため、周囲の
人を感染させる可能性が高くなります。A型ほど大きな変異は見られませんが、継続的に小さな変異を繰り返すため、
毎年流行する型のインフルエンザです。

 

・感染する生物:人
・種     類:2種類
・時     期:主に2月〜3月
・主 な 症 状:主に消化器系の症状
・解熱までの時間:1.5日〜2日程度

 

 

C型

 

B型と同じく、人にだけ感染するインフルエンザです。最大の特徴は、通年型ということですが、感染力が弱いため、
免疫力が弱い5歳以下の子供に多く発症し、大人の場合は通常の風邪程度の症状で済むことがほとんどです。
免疫はほぼ一生持続するため、感染しても2度発症することはありません。

 

・感染する生物:人
・種     類:1種類
・時     期:1年中
・主 な 症 状:風邪程度、主に鼻水、鼻づまり
・免 疫 の 持 続:ほぼ一生

 

 

インフルエンザウイルスの寿命

 

インフルエンザウイルスの寿命は、看病や症状の快方に向けて気になる点です。高熱が3日ほど続き、その後1週間から
10日ほど症状が続くのですが、ウイルス自体の寿命は不思議な結果がありました。感染状況によって異なるというのです。

 

 ・飛沫感染・・・・・6〜15時間
 ・空気感染・・・・・6〜15時間
 ・接触感染・・・・・8〜48時間

 

また、付着した場所によっても生存時間が異なります。

 

 ・衣類など・・・・・・2〜8時間
 ・硝子など・・・・・・約48時間

 

同じ型のウイルスでも、接触による感染だと2日間も生きていることがあるんですね?
やはり、「危ない」と思ったら、速やかな手洗い・うがい・消毒が必要です。

 

 

インフルエンザ感染への対策

 

インフルエンザへの対策は、次の2つに分類されますので、2つを上手く組み合わせれば、感染・発症の可能性を抑える
ことができます。

 

 

ウイルスに対抗する

 

自分の周辺にあるウイルスに対抗しましょう。ウイルスは目に見えないもので、周囲にあっても気付くことが
できません。そこで、ウイルスは常に身近にあることを意識して、対抗策を執りましょう。

 

外手洗い、うがい

 

 屋外には、インフルエンザだけではなく、様々な有害細菌、ウイルスが漂っています。
 外から室内に入ったら、まず手洗い、うがいを徹底して行いましょう。

 

 

マスク

 

 インフルエンザは空気感染する感染症です。
 呼吸する時に鼻や口からウイルスが入らない様、できるだけマスクを着用しましょう。

 

 

室内の保湿

 

 空気が乾燥すると、ウイルスが飛び交いやすい環境になります。室内の湿度を50〜
 60%にして、ウイルスが浮遊を防止しましょう。

 

 

室内の除菌消毒

 

 適度な湿度に調整した室内でも、ウイルスの浮遊が少ないだけで、床やテーブルの上
 には存在しています。臭いのない消毒剤で、除菌消毒しましょう。

 

 

自己の免疫を高める

 

ウイルスへの対抗策を講じても、体内への侵入を完全に防ぐことはできません。そこで、侵入を許した場合も、体内の
対策がしっかり出来ていれば、ウイルスの増殖を防いで発症を抑えたり、症状を軽症で済ませることができます。

 

栄養バランスの良い食事

 

 体の免疫を保つためには、バランスのとれた食事が大切です。特に良質のたんぱく質と、天然のビタミン類を
 取るようにしましょう。

 

 

良質な睡眠

 

 充分な睡眠を取り、ストレスや疲れを残さないことが、免疫を高めることには有効です。

 

 

予防接種を受ける

 

 あくまでその年に流行することが予想されている方のワクチンです。しかし、近年では改良されて、A・B両型に対応
 するワクチンも使用され始めました。卵アレルギーの人は接種を避けてください。

 

 

冬になると蔓延するのがインフルエンザです。晩秋から冬にかけてはA型、その後春先にかけてはB型だと思っている
いる方がいらっしゃる様ですが、12月にB型に感染して発症した人、4月に、家から徒歩3分のスーパーマーケットで、
15分ほど買い物をしてA型インフルエンザに感染した人がいました。喘息と肺気腫を持病としていましたので、通常
は病院から拒否される「入院」を、個室という条件付きでさせられ、1週間を病院で過ごすことになりました。

 

職場や学校、幼稚園、保育園、近所のスーパーマーケットまで、いつ、誰が、どこでどの型のインフルエンザに感染して
くるか分かりません。

 

 

 

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