ノロウイルス 進化

恐るべきノロウイルスの進化

冬になると猛威を振るう「ノロウイルス」は、インフルエンザと並んで寒い季節の病気の代名詞になりました。

 

それも「ノロウイルス」という言葉が一般的になってから十数年です。それまでは“食中毒”と言えば“夏”のイメージが
ありましたが、冬にこれほど広がる食中毒の記憶があるのも「ノロウイルス」という言葉が認知され始めた頃と一致し
ているような気がします。さらに昨年から新型が流行してきており、その感染力が強くなった理由も含めて、突然変異
かと思われるほど、ノロウイルスの進化のスピードは恐るべきものです。

 

ワクチンができないのに、非常に早いスピードで進化だけするノロウイルスから身を守るにはどうすれば良いのか?何
が一番有効なのか?この内容を是非ご参考になさいまして、読まれた皆さんとそのご家族が、ノロウイルスの被害に遭
いませんよう、できる限りの防御を行って、安全に寒い季節を過しましょう。昨年罹患していないから、今年も大丈夫
だと思っていたら大間違いです。

 

ノロイラスト

 

 

2016年の冬、神奈川県川崎市で新型ノロウイルスが発見されました。更に、2017年冬には感染に関する部分が変異した
新型ウイルスが発見され、今までり患した経験がある人の免疫が役に立たなくなっています。ノロウイルスは変異のスピ
ードが早く、毎年さらなる新型が猛威を振るいそうです。また、進化することによって、感染力だけではなく、その症状
も劇症化する可能性も高く、改めてノロウイルスの恐ろしさを認識しました。

 

ノロウイルスに感染して発症しますと、激しい下痢・嘔吐に襲われ、体力を著しく消耗し、場合によっては危険な状態と
なります。今まで、そんなウイルスの感染を防ぐため、あるいは感染して発症した後の症状を軽度にし、人々の命を守る
ために世界中で様々な研究が行われてきました。中には自分の身体を実験体として使用した、勇敢な研究者もいました。
ノロウイルスというのは、動物実験ではデータを得ることができないほどの難敵なのです。

 

 

恐怖の進化

 

ノロウイルスは一部の研究者自らの身体を賭した勇気ある実験によって、2002年にその発症者とABO式血液型との関係
が明らかになりました。これは、研究者自らがノロウイルスを体内に取り込んだ被験者(感染者)となり、発症した人の
割合を血液型別に示した数値で、2002年当時の発症者と血液型の関係は・・・

 

A型  44%
B型  33%
O型  60%
AB型  0%

 

というものでしたが、翌2003年のデータでは

 

A型  71%
B型  65%
O型  64%
AB型 55%

 

たった1年で全ての血液型も発症率が上昇しています。特に、感染していても発症者が0だったAB型の人は、過半数の
55%の人が発症する結果となりました。2002年のデータは、1990年代後半から保存されていたウイルスを用いたもので
したが、この時はAB型の人の小腸にはノロウイルスは侵入出来ず、発症しない事が判っていました。しかし、わずか数年
で血液型に関係なく、発症するように、また、血液型別でも、より多くの人が感染から発症するように進化しています。

 

そして、2016年秋から2017年春にかけて流行したノロウイルスは、感染力に関する情報が変異した新型ウイルスで、過去
に感染、発症の経験があっても、その免疫が通用しなくなっています。しかも、ウイルスの型によって免疫が異なるため、
1年に複数回、異なる型のウイルスに感染し、発症する人がいます。今年の春から来年の冬にかけて、また変異した場合は
どんな形態のウイルスになるのか?一つ言える事は、感染力が弱く、症状が軽いウイルスにはならないと言うことです。

 

 

しかし、除菌剤チャーミストなら変異に関係なく安心です!

 

 

ノロウイルスのサイクル経路

 

トイレから下水道を経て下水処理場に集約されたノロウイルスは、完全に消毒されることなく海に放たれ、水質浄化の働き
を持つ牡蠣やアサリなどの2枚貝に吸収され、再び食物として動物の体内へ戻り、腸内で増殖・発病を繰り返します。
トイレから下水処理や2枚貝の体内を経て、動物の腸内へ戻る間は、増殖することはできないため、1つのウイルスが相当
期間に亘って生きていることが分かります。

 

ノロウイルスサイクル

 

 

ワクチンができない理由

 

このノロウイルス、感染力は強いのですが、動物の小腸でしか増殖出来ないという特徴があるため、実験における培養が
できません。従って現在の技術ではワクチンを作ることが出来ないのです。また、ワクチンができたとしても、突然変異
並みに早い進化に対して、人間の作ったものがどこまで追いつけるのかも疑問です。そんな現状から考えて、ノロウイル
スは発症予防ではなく、感染予防でなければ効果が無いと言えます。

 

 

ノロウイルスの最大の敵

 

現在、ノロウイルスの被害拡大を防止するために様々な研究が行われています。ある種の菌は、ノロウイルスのみを
吸着して固めてしまう性質を持っており、それを下水処理場の処理水に投入しておけば、ノロウイルスの流出・拡散
を防止することができます。それは、毎年ノロウイルスが拡散する大きな原因の一つとなっている下水道から海中に
流出しての「貝類」への感染が予防できるといことです。

 

また、渋柿に含まれる「タンニン」にも同じ様な作用があります。これは天然性由来の成分を利用したもので、高い
安全性は確保されています。しかし、やはりノロウイルスに対する人類の最大の武器は次亜塩素酸ナトリウムである
ことが、12月9日のNHKの番組「ためしてガッテン!」で紹介されました。これは、感染後の抗生物質による処置と
違い、簡単に耐性ができるようなものではありません。

 

 

 

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